タトゥーマシンのコイルのラップ数

タトゥーマシンのコイルのラップ数 タトゥーマシンのコイルの高さの違い

タトゥーマシンのコイルは8wrap(エイトラップ)や10wrap(テンラップ)、12wrap(トゥエルブラップ)位までなどが一般的です。
どう言った違いがあるのかと言うと、コイルに巻かれる電線がコア部分を中心に何巻されているかが異なります。
コイルの巻き数が多くなると、流れる電流も大きくなります。
一般的にはあまり大きなパワーを必要としないライナーマシンには8wrapが丁度良いでしょう。
太いラインを引いたりカラーやぼかしに使うタトゥーマシンは電圧を上げる必要があり10wrapが向いています。
マグナムには、もっと電圧を上げないと上手く動きませんので、12wrapが 良いと言われます。
もちろんアウトラインなど細いニードルグループを使う際に12wrapのコイルを使う事は出来ますが、正確に安定した速い手の動きが必要になりますし、もし大きな電圧で同じ場所に長く針を動かさなかった場合は、肌を傷つけてしまい、大きなかさぶたとなり、タトゥーの仕上がりに影響します。
ただ、タトゥーアーティストの中には、プロのマシンビルダーが作ったマシンなら8wrap以上のコイルは必要ないと言う人もいますので、自分の作風や手の動きに合わせたコイルのラップ数を選ぶのが良いです。

また、コイルの高さにも違いがあります。
ショートコイルはショートコイル用のライナータトゥーマシンなどに使用します。ロングよりも速い動きになります。