タトゥーマシンのマグナムニードルグループ
ラウンドニードルとはまた違い、マグナムニードルは奇数の数の針を並べ、
カミソリの刃を1本ずつ、上下、交互に交差させ、はんだ付けして、マグナムニードルを組みます。
- 5本(マグナムニードル):
小さな形に色を付ける場合など、バラエティー豊かにカラーを入れる事が出来ます。
大きなデザインの中の細かな部分や、太さの異なるラインなどを引く時にも使いやすい太さのニードルグループです。5本のラウンドニードルとはまた違った仕上がりが期待できます。
- 7本のマグナムニードル:
マグナムの中でも一番用途が広く使う事が出来るのが、7本のマグナムニードルです。
細かな部分を彫っていて、そのまま広いエリアに進む事も出来ますので、試してみる事をお勧めします。
- 11本のマグナムニードル:
この11本のマグナムの様に、大きなマグナムニードルグループは広い範囲に素早くインクを入れる事が出来ますし、濃い色から薄い色へのぼかしなども優しい仕上がりが期待できます。
背景などを描く時に、使いやすいと思います。
小さなマグナムグループよりも、スプリングのテンションは高く、パワーも必要になりますので、ビッグマグナム用に調整したタトゥーマシンが必要になります。
- マグナムニードル:
通常、ニードルグループを作る際は、針の先から6〜10mm程まではんだ付けするのが一般的です。
このサイズだと、ある一定のインクの流れる量もありますし、硬さもあり、扱いやすいです。
彫師によっては針の長さの半分位までしかはんだ付けしない事もあります。
これは絵筆の柔軟さに似た扱いが出来ます。
また、先を広げてはんだ付けする事で、鋭さと緩み、硬さと柔らかさなど、
ちょうど良い効果を得る事が出来、インクの流れる量も一定量を確保できます。